ロレックス修理事例の料金比較と写真

ロレックスの修理事例の料金比較と写真を掲載しています。

エクスプローラⅡ メンズのオーバーホール事例

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今回の修理事例はロレックス メンズ エクスプローラⅡのオーバーホールです。

品番16570 キャリバー3186

 

黒い文字盤がスタイリッシュで不動の人気を誇るモデルです。
ベルトには異常は見られませんでした。

スタンダードなメンテナンスをご希望で、
見積もりの時点では交換が必要な部品も見られませんでした。
年式的にも初のオーバーホールのようです。

 

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針が抜けにくいようです。
新しいモデルでオーバーホールをしたことのない時計の場合、
このような場合もあります。

外見は変わらなくても、内部の留め具の数が違ったりした場合、
型番が変更される場合があります。
今回は短針を動かす構造に複雑な変更があったようです。

初めて分解するモデルの場合、職人の作業も手探りとなり
丁寧に確認しながら分解し、組み立てなおす時にスムーズに作業できるよう、
心がけます。

 

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弊社のオーバーホールには基本的な研磨も含まれます。
ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール 42,984円(税込)


職人が新しいキズミを見せてくれました。
キズミは、通常シンプルな形状のものばかりですが、
これはべゼルのような枠がついた、遊び心あふれるタイプです。

 

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デイトジャストメンズ 組み立て行程 キャリバー3186

ロレックス デイトジャストメンズ 組み立て行程
キャリバー3186 

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テンプのショックバネが新しい、比較的最近のモデルです。
その為、交換部品も必要ありませんでした。

今回は組み立て作業の内容をご紹介します。
お預かりした時計はまず専門の時計修理師が分解し、
修理内容を確認して、お見積りを提示します。

 

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まずは心臓部のテンプを取り付ける部品を固定します。
テンプは破損防止のため、土台に取り付けて洗浄します。

 

歯車のような部品だけではなく、その芯や、
組み合わさって動き回転する部分には
部品の摩耗回避し、滑らかに動くために注油します。
各部品に応じた種類の違う油を千枚通しのような
オイラーという専用工具を用いてごくわずかに塗り、
動きを確かめながら
慎重に組み立てを進めます。
組み立て時と違い、2倍から3倍の時間がかかります。

 

リューズにつながり、針の動きを規制するレバー等を取り付けます。
ガンギ車、2番車、4番車の順に丁寧にしながら組み立てます。
その後3番車を4番車の上に重ねる陽に設置し、輪列受けパーツで
蓋をするようにネジで3か所固定します。

 

自動巻き部分の組み立てに入ります
ゼンマイに続くローターの芯は軸になるので、
そこにまず注油します。

続いて赤い切り替え車を取り付けます。
切り替え車が傷むことにより、ゼンマイを巻くときに不具合が
生じやすくなります。それを避けるため、丁寧に注油します。

とても複雑、かつ無駄のない構造ですが、
小さい2本のネジで表面とつながっています。

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この後、最終的に針を取付け動作確認をし、
研磨済の外装やベルトをとりつけて完成となります。

ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール ¥42,984(税込)

デイトジャストレディースのOH

ロレックス デイトジャストレディーステンポイントコンビ
型番69173 キャリバー2135

 

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今回はレディースモデル、コンビカラーのモデルです。
文字盤に10個のダイヤモンドがつけられた、ゴージャスなデザインです。
事例はオーバーホールのみです。

 

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レディスサイズでも構造は全く同じです。
各部品が小さめになるため、作業しにくいようです。

3番車が摩耗しているため交換が必要でした。
2番と香箱受けは一番車を固定しています。
輪列受けは34番車とガンギ車を固定しています。

ご利用誠にありがとうございました。

 

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オーバーホール ¥39,800

摩耗のため3番車交換
¥21,600

計¥61,400(税込)

ロレックス デイトジャスト スタンダードモデルのOH

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ロレックス デイトジャスト
品番16234 キャリバー3135

スタンダードなシルバーカラーのモデルです。
今回の事例はオーバーホールのみです。

 

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自動巻き部分を外します。

カレンダーを動かす日送り車を外します。

ドライバーとピンセットは時計修理工具の基本ですので
職人はこだわって使い分けています。

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ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール 計¥42,984(税込)

 

 

 

 

 

ロレックス シードゥエラーのOH

ロレックス シードゥエラー品番16600 キャリバー3135

今回の事例はオーバーホールです。

 

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見積もり段階では、切れたゼンマイ以外に部品交換の必要はありませんでした。

シードゥエラーはサブマリナーと同じで「二種潜水時計」と呼ばれ、
このタイプは1220mの水圧に耐えられる防水機能がついています。
べゼルの側面、リューズとは逆のに9時方向に、
丸いヘリウムエスケープバルブがあり、
自動で空気が抜け、ガラスが破損するのを防いでいます。

 

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部品の紛失を防ぐために細かくカゴに分けて入れながら分解を進めます。
今回は作業効率向上のため、リューズを付けたまま洗浄します。

ご利用誠にありがとうございました。

 

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オーバーホール 計¥42,984(税込)

 

 

 

ロレックス エクスプローラⅡの修理事例

ロレックス エクスプローラⅡ 型番3185 
オーバーホールの修理事例です。

見積もりの時点ではオーバーホールと4番車交換が必要でした。

 

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人気の黒文字盤でスポーティな雰囲気のカレンダー付きモデルです。

大切に使われているようですが内部の歯車は
使用による摩耗によるどうしても機能の消耗は避けられません。

 

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カレンダーや文字盤、GMT(二か国表示)は洗浄いたしません。
インデックスが取れてしまう恐れがあるためです。

テンプの上下のルビーを外し、テンプを付け直します。
テンプは複雑な形状ですので細心の注意をはらって、固定して洗浄します。

ルビーは1ミリ程度のものですので、
ピンセットでもつまめない場合は練り消しゴム状のロディコ等を使って外します。

 

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ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール ¥42,984(税込)

摩耗のため2番車交換
¥20,000(税込)

計¥62,984

 

 

 

紳士用デイトジャスト 研磨とOH

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紳士用デイトジャスト
型番16030
キャリバー3135

OH研磨
¥39,800
研磨のみ(¥20,000)

摩耗のため2番車交換
¥20,000

計¥59,800

 

シルバーのクラシカルな雰囲気が魅力の
50年以上のモデルです。

バネ棒の錆びつきのため、ベルトを本体から外すことができませんでした。
他の部品を傷めないように、このまま分解を進めます。

ベルトは最終的な洗浄前に外します。

 

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自動巻き部品を外しました。
文字盤はきれいですが、内部にはかなりの汚れがみられます。

カレンダー部分も外します。
カレンダーを留めるネジはとても小さいものです。

今回は文字盤側のパーツはあまり汚れていませんが、
常に動く歯車側には痛みがみられます。

文字盤がはずせたら、輪列受けに続きます。
テンプ、アンクルと続きます。

香箱に続く角穴車を外します。

1番受けを外します

3.4.ガンギ車には交換が必要な摩耗は見れらませんでした。

分カナの上にツツカナが付きます。

テンプは破損防止のため、洗浄前に部品に固定し直します。

 

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交換の為に用意した、新しい二番車もほかの部品と一緒にまずは洗浄します。
交換した二番車は確認のため、取り替えたゼンマイとともに依頼者様にお返しします。

パーツを直接ベンジンを使ってブラシで洗浄する場合もあります。
文字盤は洗浄しません。

ご利用誠にありがとうございました。